草、獣、草

田植えが終わってから2週間が経ちました。

梅雨に入りましたが、それほど雨も降らず、気温は少しずつ高くなり始めジメジメとした蒸し暑さがある日も増えてきました。
有機栽培圃場は除草機での除草作業を2回ほど行い、初期の草はかなり抑えられています。
そして、この時期になって獣たちも動き出しました。上の写真はイノシシが畦畔を掘ったものです。彼等もまた春の山の食糧(タケノコなど)が無くなりこうして里の葛(カズラ)の根や、小動物、ミミズなどを探して動き回ります。
最後に、最近有機圃場で増えてきているのがこの浮き草。決して悪いことばかりではないですが、初期の苗の生育を妨げたり、どんどんと増える厄介な面もあります。

酢を用いた除草などで色々と試行錯誤しながらの実験、研究に取り組んでいます。

お米の苗も成長しますが、それに伴いあらゆる生命体も成長、変化します。
その中でいかにして稲を実らせるための努力、技術を皆で考えながら水稲栽培にとりくんでおります。

生物多様性があることは決して悪いことではなく、それほど豊かな自然の中でどの様にこの敵でもあり味方でもあり、宝である自然と付き合い、向き合っていくことが農業の課題であり醍醐味だと思っています。


橋波アグリサンシャイン

農事組合法人橋波アグリサンシャインは、神話の国 島根県出雲市佐田町橋波地区において、中山間地域農業の活性化をめざして活動を行っています。 橋波地区は、出雲市の最南西部に位置する標高200mの自然豊かな中山間地域で美味しまね認証を受けて、米とほうれん草を栽培しています。

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