橋波アグリサンシャインについて

米一粒、汗一粒。

はじめまして。

農事組合法人 橋波アグリサンシャインは、神話の国・島根県出雲市にある佐田町橋波(さだちょうはしなみ)という小さな町でお米、野菜づくりを中心に、中山間地域農業の活性化をめざして活動を行っています。

地元では「橋波アグリ」として親しまれています。


橋波地区は、出雲市の最南西部に位置する標高200mの自然豊かな中山間地域で、夏には天の川が見え、冬には雪の積もるそんなのんびりした自然の中「汗一粒、米一粒」(お米を作るためにはたいへんな苦労がいること=苦労をいとわず尽力する)をモットーにお米や野菜作りを中心に農業をしています。

 当法人は出雲市佐田町の最南端の集落である橋波地区において、平成10年に組合員20名で法人化された組織で、コシヒカリやきぬむすめ等の米を中心に、野菜やソバ、畜産で使用される飼料用イネを栽培しています。

 

 標高200mの山に囲まれた中山間地域において、神戸川(かんどがわ)の両岸にある水田での米づくりは以前から「美味しい」と定評がありましたが、さらに安全・安心で美味しいお米を消費者に届けるため、平成24年から「環境型保全農業」に取り組み、県の有機栽培実証ほの設置、有機栽培の技術を導入して、農薬等を使わない米を生産しています。


 また、平成28年には、さらなる食に対する安全や組合管理の体系化により農場運営を効率的に進めるために、米、ほうれん草において、島根県版GAPである「美味しまね認証」を取得しました。(現在は「美味しまね認証ゴールド」)

 「美味しまね認証」を取得したことで、農薬や肥料の使用管理はもとより、栽培管理に対する意識改革に取り組むことで農場運営の基盤となる環境が整い、責任ある生産者としての安全意識が高まり、より効率的な農場運営ができるようになりました。


 地元では保育園を始め、さまざまなところから安全で安心な食品を求められています。

このような需要に応えるため、品質管理を行い、良質でおいしいお米や野菜をお届けしたいと思います。

美味しい米づくりの理由

当法人では、水稲を約20ヘクタールほど栽培しており、コシヒカリ、きぬむすめ、つや姫などのうるち米から、佐香錦、ヤシロモチなどの酒米、モチ米も栽培しております。

近年は、農薬を一切使わない「有機栽培米」にも力を入れて米づくりに取り組んでいます。


そして幸いにも、他地域の方々から「橋波アグリのお米は美味しい」と言って頂けることが多いのです。


では、なぜ美味しいのか?

まず1つ目に、米づくりに欠かせない水。地域の中央を流れる1級河川「神戸川(かんどがわ)」の清流を利用しており、山から流れ出るミネラルを多く含んだ雨水から成る水を使用することで美味しいお米につながります。標高も約200メートルあり、昼夜の寒暖差もあるため、夜に美味しいデンプンが穂にしっかり供給されます。


2つ目は土。神戸川を利用した米作りでは島根県エコロージー農産物推奨基準に基づく安心安全な水稲栽培に努めるとともに、町内和牛飼育会社への飼料稲(WCS)の供給を行い、そこで生産される完熟堆肥と土壌改良剤の散布により、資源循環による土づくりを図り、安定した水稲栽培に取り組んでいます。


3つ目は努力。こうして揃った水と土の資源を基に、どのようにすれば美味しいお米ができるかを考え、日々実践しています。目に見える努力の形として、島根県独自の基準による認証制度「美味しまね認証ゴールド」を取得したり、「化学法制肥料・農薬ゼロ」の有機栽培米を生産し、有機JASに適合した生産品の証である「有機JASマーク」の取得などにより、安心安全でおいしい米づくりに励んでいます。

有機農業

「有機栽培」には、一切の化学肥料、農薬を使いません。

農業生産に由来する環境負荷を極力低減した農法は、いわば、「はるか昔から培われてきた農法」でもあります。

有機栽培でつくられたお米は安心・安全であることはもちろん、その圃場自体も生物の多様性を生み出し、タガメやホタル、モリアガエルなどの最近では見ない希少生物がもう一度帰って来れられる環境を構築しています。


当法人では有機栽培の証でもある「有機JAS規格」の認証を取得したお米の販売をしております。

(有機きぬむすめ、有機つや姫、有機ミコトモチ)

有機JAS規格とは『JAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づいた生産方法に関する規格です。

有機JASに適合した生産が行われていることを、登録認証機関が検査・認証します。 認証された生産者や事業者には、

有機JASマークの使用が認められます。』


生物環境を豊かに保持しながら、消費者の方々にも安心して口にしていただける有機米を大切に、『地球の器でつくる農業』をモットーに取り組んでおります。