過去からのキャッチボール
今日、荒代をしていたら、近所のおじさんが畑仕事をしておられました。
少し元気がなさそうだなぁ、と思いつつ休憩がてら話しに行くと、
ひょんな事から、話題は昔話に。
橋波で子供の頃から育った私ですが、通学する姿を、おじさんは毎朝見てくれていました。
そして、今はありがたい事に私は地元で農業をしています。
「そういえば、お前たちが子供の頃に遊んで無くしたボールが、農作業や草刈りの時に出て来て家にある。」と、おじさんに言われ、家の中を探してくれるも見当たらず。
どうやら、もう亡くなったお婆さんもそのボールを見つけてくれていたらしく、見たかったなぁと、思い作業に戻りました。
夕方、仕事も終わり事務所に帰ると外のテーブルに袋に入ったボールが5つおいてありました。
なんと!!見つけて届けていただいてました。
そんな思いがとてもうれしく、本日植えた「笑みたわわ」と一緒に記念撮影。
まさに、今日は疲れも飛んで、笑みたわわです。
あの日なくしたボールと、それを拾ってくれたお婆さんと、ずっと保管しておいてくれたおじさんの気持ち。
過去から未来のキャチボールの様に想いが手元に帰って来て、それぞれの農作業の合間に見つけた小さな想いの点が、線に繋がる瞬間でした。
たかだかボールひとつでも僕らの事を思い、しまっておいてくれていた気持ちに想いを馳せると胸が熱くなります。
このボールが紡いでくれたふるさとへの想いを大切にしていきたいと思う日でありました。
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