多様性
ゴールデンウィークも中盤。5月に入り日差しは暑く、夏日の様な天気になっています。
仕事の方は少し落ち着いて来週からはまた田植えの日々が始まります。
話は変わって個人的な事ですが、ゴールデンウィークは県外で田植え中。(なんと関東圏での田植えです。)
橋波の様な山間部とは違い、山も低く、道路から隣接した平地で、田も深くなく、区画整備された圃場での田植えです。
田植えの要領は多少違いますが、驚いた事は、まだまだたくさんの一個人の農家さんがそれぞれに田植えをされている事です。
あちらこちらに田植え機やトラクターが動いていて、農業大国の有様を見た気がしました。それは、私の視点から見ればとても嬉しい事で、普段、山と山の間で自分達の機械しか動いてない集落営農の一挙集積の形とは違う、個々が田んぼを守る姿を垣間見た気がします。
そのどちらが良いというのは決められないですが、そのどちらもが存在し、様々な体制や、営農の形が混在し、共在する姿は、多様性に溢れています。
便利な世の中になり、どこの街もどこにでもある様な同じ景色になりその土地のあり方は便利さに消されて、単一な町に変わりつつある。という記事を見た事がありますが、
田の中も、人の暮らしも、もっともっと多様性に富んで、それぞれの特色をもった生き方がぶつかり合いながらも調和する世界であればこの国は物理的にも精神的にも豊かになる気がします。
その為の課題は抜本的な所にありますが、まずは自分達のできる範囲で一つずつ手を広げて、どこかで誰かの広げた手とつながればと思います。
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