代かき始まる。

いよいよ、今年も代かき(荒代)が始まり田植えの準備が着々と出来ています。

代かきとは、田の土と水を混ぜ、土を軟らかくし苗を植え付けやすくしたり、水漏れ防止や均平、雑草を抑える作業です。

新緑芽吹く緑の山々に赤いトラクターがとてもよく映えていたので写真を1枚。


代(しろ)を掻くには当然水が入ります。
基本的には川から水路に入り田んぼに入るのですが、山間部では田が川よりも高い所がたくさんあります。

そういった場所には川からポンプアップで水を汲み上げたりするのですが、当然電気代がかかります。

ポンプ代もかけられないちいさな田は山水を利用します。
山々の間にある谷に雪解け水や地下水が集まり小さな谷川ができます。昔の人はこの山水を巧みに使い農業や生活していたのでしょう。

手で触ると川や水道の水よりもグッと冷たいです。

人っ気も無い、森のそよぐ音と谷川のせせらぎと朽ちた木が倒れ、転がり落ちた石、奇妙な虫と獣道があるだけの森の中は一見すると不安になる様な心細さがありますが、循環する自然のサイクルを垣間見る事ができます。
(この話は長くなるのでまたの機会に)

田ごしらえと利水、苗づくり、天候、色々なものがうまく同時進行して初めて田んぼの米づくりがはじまります。




橋波アグリサンシャイン

農事組合法人橋波アグリサンシャインは、神話の国 島根県出雲市佐田町橋波地区において、中山間地域農業の活性化をめざして活動を行っています。 橋波地区は、出雲市の最南西部に位置する標高200mの自然豊かな中山間地域で美味しまね認証を受けて、米とほうれん草を栽培しています。

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